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リアルなケン・ローチの世界

https://www.cinematoday.jp/review/7187 (本文より)運送業の不当な労働環境を白日のもとにさらしたケン・ローチ監督『家族を想うとき』が話題だが、こちらはリアルだ、さらに非人道的だ。そして、泣き寝入りしない一つの戦い方まで提示している。個人加盟型の労働組合に加入して抗うという手法だ。ただ、本作が記録した3年の戦いは一人の人間の尊厳を破壊する壮絶さで、よくぞ主人公が耐えてくれたと胸を撫で下ろした程。

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